当社ではお客様にデザインの提案をしたり、ブログを書く際に写真やイラストを利用しています。

もし写真や絵のセンスがある方は、自分で作成して掲載するのがベストですが、そういったものを作ることができない人はプロの力を借りる必要があります。

世の中には多くのフリー素材を提供するサイトがありますが、今回は商用可能なサイトを5つ紹介していきます。

写真AC

有名な写真のフリーサイトで、お客様のホームページのイメージ写真やこのブログ内でも数多く利用しています。
イメージ写真を掲載するときは、多くの企業が利用しているのではないでしょうか？

写真AC：https://www.photo-ac.com/

無料会員と有料会員

利用するには会員登録をしログインする必要があります。
無料会員と有料会員（プレミアム会員）で利用範囲が異なりますが、写真をたくさん活用したい場合は有料会員の登録をお勧めします。
そこまで頻繁にダウンロードしない場合は無料会員でも十分活用できるでしょう。

無料会員と有料会員の違いは下記をご参考ください。

写真ACヘルプセンター：https://help.freebie-ac.jp/detail/10

利用規約

ダウンロードした写真は様々な場面で活用できますが、自由に使って良いわけではありません。

• 写真内のモデルの品位や信用を欠如させる利用
• アダルトサイトやそれと同等な商品（DVD・CD・広告や宣伝）など、公序良俗に反する場面での利用
• 商標・商号、ロゴマークとしての利用
• 写真の配布を目的とした利用
• 写真素材を利用した商品の販売
  写真AC利用規約：https://www.photo-ac.com/main/terms

また、写真ACには「モデルリリース」という項目があります。
これは、写真に写っている人物の肖像権に関する項目です。
モデルリリースを取得している画像はそのまま利用できますが、未取得の場合は画像内に写っている人物が特定できないよう、モザイクや切り取り処理をする必要があります。
この処理をせずに写真を利用すると肖像権に反する場合がある為注意が必要です。

モデルリリースについて：https://www.photo-ac.com/main/guide/#model_release

いらすとや

こちらも非常に有名なフリー素材のサイトです。
個人や企業関係なく日本中で利用されているサイトで、提供されているイラストは様々な日常の場面で目にしています。

いらすとや：https://www.irasutoya.com/

このサイトは2012年1月31日から運営されており、「みふねたかしさん」という方が一人で毎日イラストを投稿していました。
人物や行事ごとといった一般的なイラストの他に、時事ネタや「このイラストいつ使うの！？」という、ちょっとした面白いテイストのイラストが約2万5000点以上提供されています。

約9年間活動されてきたみふねたかしさんですが、ご自身の体力や精神的な限界を感じ、2021年1月31日にサイトの更新を一時停止することを発表しました。
この発表は一部でニュースにもなり、様々なメディアやSNSから感謝の思いが届きました。

無料で利用可能（場合によって有料）

基本的に配布されているイラストは個人、法人、商用、非商用問わず無料で利用することができます。
ただし、使い方によっては有償になる場合がります。「いらすとやは無料」というイメージがあるので注意が必要ですね。

素材を21点以上使った商用デザインは有料

例えばウェブサイトを作る時や動画内でイラストを利用する際、20点までは無料で利用できますが、21点以上利用すると料金が発生します。
料金は1点につき1,000（税抜き）とのことですが、使用する用途によって金額は上下します。

また、金額は21枚以降の画像点数でなく、全体の合計点数となります。
例えば25種類の画像を利用した場合は25,000（税抜き）の支払いが必要になるという事ですね。

また同じ画像を複数枚利用する場合は、合計1点で数えることができます。
その為、1種類のイラストを21点以上利用しても、1点の利用という意味で計上されます。

高解像度データの作成は有料

ダウンロードした画像を拡大したい時、そのまま拡大すると画像がぼやけてしまいます。
鮮明な画像を使用したい時は、別途料金が発生します。

料金は画像の大きさや作業内容によって変化しますが、作業量が多い場合はお断りされる場合もあるようです。

バナーやチラシの素材として利用する分には、無料のイラストで活用できます。

利用規約

• 公序良俗に反する目的での利用
• 素材のイメージを損なう攻撃的・差別的・性的・過激な利用
• 反社的勢力や違法行為にかかわる利用
• 素材自体をコンテンツ・商品として再配布・販売（LINEクリエイターズスタンプ等も含む）
• その他著作者が不適切と判断した場合
  参考：https://www.irasutoya.com/p/terms.html

基本的な利用規約はどのサイトも一緒ですね。
いらすとやの画像は気軽に利用できるため、知らないうちに利用規約に反さない様ご注意ください。

ソコスト

はっきりとした線画で、部分的に色がついているイラストを提供されています。
優しく誠実なイメージの表現が可能です。

ソコスト：https://soco-st.com/

イラストはPNG、EPS、SVGの3種類でダウンロードすることができます。
通常のイラストの他に、7色の配色を設定することができます。

無料で利用可能

配布されているイラストは個人･法人･商用･非商用を問わず無料で利用することができます。
事前の連絡やクレジット表示は不要で、編集や加工も可能です。
非常に親切なサービスですね。

利用規約

• 公序良俗に反する目的、反社会勢力や違法行為に関わる利用
• 素材のイメージを損なう利用（差別・誹謗中傷のために利用するなど）
• イラストをそのままの状態、または改変したものを商品･グッズ・コンテンツとして再配布や販売する行為（LINEクリエイターズスタンプも含む）
• イラストを使用し商標登録すること
• その他著作者が不適切と判断した場合
  ソコスト利用規約：https://soco-st.com/guide

Linustock

細い線画のみのイラストと枠の無いカラフルなイラストの2種類のデザインで利用することができます。
スタイリッシュでまじめなイメージの表現が可能です。

Linustock：https://www.linustock.com/vectors

現在約800種類のイラストを提供しており、線画PNG・カラーPNG・EPSの3種類でダウンロードすることができます。

無料で利用可能

配布されているイラストは個人･法人･商用･非商用を問わず無料で利用することができます。
事前の連絡やクレジット表示は不要です。
また、ほしいイラストが無い場合はリクエストすることも可能なので、要望があれば問い合わせてはいかがでしょうか？

利用規約

• 法令または公序良俗に違反する行為
• 犯罪行為に関連する行為
• サーバーまたはネットワークの機能を破壊したり、妨害したりする行為
• サービスの運営を妨害するおそれのある行為
• 素材のイメージを損なうような差別的かつ特定・不特定問わず誰かを中傷するような利用（誰かを不幸に貶めるようなサイトや雑誌等でのご利用）
• 反社会的勢力に対して直接または間接に利益を供与する行為（アダルトサイト、公序良俗に反する利用含む）
• 素材をそのままの状態で再配布・販売する行為や商品化利用 ・販売用製品に利用する行為。
• 画像への直リンク
• その他、著作者が不適切と判断する行為
  Linustock利用規約：https://www.linustock.com/termsofuse

SHiGURENi

個人的に一番好きなフリー素材のサイトです。
「素朴で可愛い、女の子のイラスト素材サイト」をベースに現在48種類のイラストを提供しています。

SHiGURENi：https://shigureni.com/

どれも「日常でありがちだけどその場面イラストにする必要ある？」という謎な描写が多いですが、不思議と愛くるしくて好きになれるイラストを提供されています。

無料で利用可能（場合によって有料）

配布されているイラストは個人･法人･商用･非商用を問わず無料で利用することができ、事前の連絡やクレジット表示は不要です。

ただし、下記の場合は有償での対応になります。

• 素材の高解像度データの作成
• 素材の髪型パターン変更
• 素材の性別変更
• 素材の配色変更

利用規約にもありますが、無料で配布されている画像は加工編集が禁止されています。
「少し画像をいじるだけだから」という場合でも、自分で修正せずに問い合わせるようにしましょう。

利用規約

• 公序良俗に反する目的での利用
• 素材のイメージを損なうような攻撃的・差別的・性的・過激な利用
• 反社会的勢力や違法行為に関わる利用
• 素材自体をコンテンツ・商品として再配布・販売（LINEクリエイターズスタンプ等も含みます）
• 素材の加工等の編集作業及び利用
• その他著作者が不適切と判断した場合

まとめ

フリー素材のサイトは様々ありますが、商用可能だったり自由に使っても大丈夫というような制限があるサイトも多く存在していますので、各サイトの利用規約をしっかり守って正しく利用しましょう。

それぞれのサイトによって特徴があるので、今回紹介したもの以外にも、利用できそうなサイトを探してみると面白いですよ。
活用する場面によって利用するイラストを変えながら、バナー・チラシ・ポスターなど作ってみてくださいね。